自動運転技術や渋滞の解消・緩和などにクラウド技術が応用されています。

自動車産業も転機?

車の運転席

車業界では、自動運転や渋滞回避でクラウド技術が応用されています。
現在、注目されているのは自動運転です。すでに自動ブレーキなどの運転アシストは普及していますが、完全な自動運転をするには、新しくできた道路や速度制限の変更など最新の道路事情を把握するためのネット環境が必須です。

 

自動運転の開発が加速するなど未来に向けたものだけではなく、第4次産業革命によって、カーナビETCではすでに変化が表れています。

 

 

備え付けカーナビの需要が減少

カーナビ

車は、パネルに埋め込むタイプの固定型カーナビが大流行して、一時期は新車を買うならカーナビが必須と評価されるほど、欠かせないものになりました。
そんなカーナビも現在は、スマホの地図アプリで代用できるように変わってきました。

 

画面の大きさや車のスピーカーを使った音声案内などは、備え付けのカーナビの方が優れていますが、使っていると地図情報が古くなってしまう問題点があります。
VICSビーコンやFM情報を使って最低限の渋滞情報を表示できますが、精度は今一つです。

 

スマホの地図アプリは、車での移動を想定したナビゲーション機能がついていて、常に最新の道路状況にアップデートされています。
ネットで受信できる特性から渋滞情報の精度も高く、車にカーナビが付いているけどスマホの地図アプリでルートの確認をしている人が増えています。
スマホさえあれば効率的に目的地へ行けるため、新車でもカーナビを付けない人が増加して必須装備ではなくなってきました。

 

 

ETC2.0への切り替え

ETCの普及率が高まりましたが、ETC2.0が登場して早ければ2022年12月1日より、従来からある古いETCが使えなくなる予定です。
ETC2.0は情報の送受信を可能にした進化版ETCで、既に普及が始まっています。
料金収受のシステムから、情報サービスの基盤へ変えることをコンセプトにしていて、今後幅広いサービスが普及する予定です。

 

ETC2.0では高速道路に設置されたITSスポットから幅広い情報を受信するだけではなく車の通行状況を送信できます。
すでに一部の区間ではETC2.0を利用すると通行料が割引されるサービスが始まっていて、将来的にはお得で快適にドライブを楽しめるための必須アイテムに変わる見込みです。
ETC2.0でできることは以下の通りです。

 

  • 圏央道の料金が更に2割引き ※
  • 道の駅によるために一時退出をして乗りなおしても料金据え置き ※
  • 渋滞や事故が起こった際の一時退出の料金据え置き
  • 渋滞情報および推奨ルートの受信
  • 受信した推奨ルートを使って渋滞緩和に貢献すると割引
  • コインパーキングでETC払いできる

 

※既に実施済みのサービス、その他は今後実施予定

 

 

渋滞情報については、VICSビーコンやFM多重放送を活用するものが普及していて、一般道でも利用できるメリットがありますが、山岳部に行くと電波が弱くなるデメリットがあります。
ETC2.0は高速道路に限定されるものの、ITSスポットから高精度でデータ受信ができ、自車情報を送信することで割引や渋滞情報の高精度化に貢献します。

 

ETC2.0の技術は将来的に一般道でも応用される可能性があります。
システムの変更に伴い、ETC2.0以外の旧型ETCは2022年12月1日以降に使えなくなる予定です。

 

これまでのインターネットとクラウド技術の違い